まっちゃんの映画感想ブログ

”まっちゃん”こと20歳♂が、観た映画の感想を自由気ままに書き連ねる場所。

『まともじゃないのは君も一緒』ネタバレ感想 〜成田凌と清原果耶の掛け合いが癖になる!!〜

まともじゃないのは君も一緒

©︎2020「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会

 

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

まっちゃんはバイトをしながら就活中なのですが、なかなか上手くいかず「どうすればいいんだ〜〜〜」と悶え続ける日々です(泣)

 

そんな話はさておき、本題本題。

前回の記事に引き続き、清原果耶さん繋がりでこの作品!!TVで流れてる予告を見て面白そうだなぁ〜とは思っていたのですが、結局映画館では観れなかったんです...

そんな中、先週からレンタル開始してたのを知って、早速アマプラで観てきました!

ということで、以下感想を書いていきます。

 

※この記事は軽いネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。

 

感想

まずこの映画を観終わったときに、何とも言えない”居心地の良さ”を感じました。

自分でもよく分からないのですが、確実に言えることは今まで観てきた映画の中では出会うことのなかった不思議な感覚であるということです。

 

その要因として挙げられる一番の理由はやはり、物語の中で終始繰り広げられた大野康臣(成田凌)と秋本香住(清原果耶)の掛け合いだったと思います。

思わずクスクスと笑ってしまう独特のテンポ感が、どんどん癖になっていきました。

(個人的に、最近観た作品の役が真面目なイメージ強かったから、大野に接するときのドS果耶ちゃん可愛かった!)

相手役が”先生”繋がりで言うと、「おかえりモネ」と対照的な感じで新鮮でした。

 

体感時間はあっという間で、基本的にはテンポ感の良い沢山笑えるコメディなんだけど、常に根底にある「普通とは何か」という問いかけに深く考えさせられる、不思議な力を持った作品でした。

 

予告編の中に出てくる「普通を知れば知るほど、こんがらがる。」

ここにこの作品の全てが詰まっているなと感じました。

 

「普通は何かを諦めるための口実なのか?なんで自分で決めないんだ」

大野が香住に言い放ったこのセリフは、僕の心にも深く突き刺さりました。

 

僕たちは学校に通ったり社会に出たり、人生を歩めば歩むほど誰が決めたのかも分からない”普通”を叩き込まれていくことで、自分を見失ってしまうことがあります。

でもこれは仕方ないことなんだと思います。もし今の社会から”普通”というものさしが消えてしまったら、この世界は間違いなくバラバラになってしまうからです。

 

この作品では、香住の憧れの存在である宮本功(小泉孝太郎)とその婚約者・戸川美奈子(泉里香)が体現するいわゆる普通の結婚、このような現代社会の実情を見せつつ、全く噛み合わない大野と香住が巻き起こす”奇跡”のようなラブストーリーを展開することで、観客に小さな希望(ひかり)を与えてくれたんだと思います。

 

苦しい思いをしてまで普通に縛られる必要なんてない。生きてさえいればいい。

”普通”を知ることで、葛藤しながらも成長していく。全く気が合わなかった二人が少しずつ惹かれあっていくこの物語は、「どんな自分であっても受け入れてくれる誰かが必ずいる」ということを教えてくれる、ふっと肩の荷を降ろしてくれるとても温かい作品でした。

 

〈補足〉

THE CHARM PARKさんの「君と僕のうた」が素敵すぎて...(涙)

とにかく優しくて温かくて、歌詞もメロもアレンジも。この楽曲の全てにどハマりしてしまいました。

気になってすぐに他の曲も聴かせていただいたんですけど、もうたまらんです。

この方、”2021年最注目シンガーソングライター”らしくて。勉強不足ですみません。

でもこうして知らなかった素敵な楽曲に出会うことができるのも映画の醍醐味ですよね。

もし聴いたことない方がいたらぜひ一度聴いてみて欲しいです!